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第6回 複数条件や数値などでデータを抽出する 2/5

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VLOOKUP関数

VLOOKUP関数は、指定した条件に対応した値を一覧表から抽出する関数です。
VLOOKUP関数を使って、“氏名”をオーダー表に入力した際、“連絡先”をあらかじめ用意されている“お客様情報”の中から抽出して表示してみましょう。

  1. セルB3を選択する。
  2. [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する。
    ▼ 図02-01 セルB3を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリック
     図02-01 セルB3を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリック
  3. [関数の分類]ボックスから[検索/行列]を選択する。
  4. [関数名]ボックスから[VLOOKUP]を選択する。
  5. [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
    ▼ 図02-02 [関数の挿入]ダイアログボックス
    図02-02 [関数の挿入]ダイアログボックス
  6. セルA3をクリックし、[検索値]ボックスに「A3」と表示されていることを確認する。
  7. [Tab]キーを押して[範囲]ボックスにカーソルを移動する。
    ※ [範囲]ボックス内をクリックしてカーソルを移動することもできます。
  8. セルF3からI8をドラッグし、[F4]キーを押して絶対参照にする。
    ※ 数式をコピーしても参照範囲が変更されないよう[F4]キーを押して絶対参照にします。
  9. [列番号]ボックスにカーソルを移動し、「3」と入力する。
    ※ 範囲内の左から何列目のデータを抽出したいかを指定します。
  10. [検索方法]ボックスにカーソルを移動し、「false」と入力する。

    ※ 検索の型には検索値が完全一致の場合にデータを返すなら「false」、近似値を検索してデータを返すなら「true」を指定します。

  11. [OK]ボタンをクリックする。
    ▼ 図02-03 [関数の引数]ダイアログボックス
    図02-03 [関数の引数]ダイアログボックス

    セルB3に連絡先が表示されます。作成した数式をコピーし、住所も表示させましょう。

    ▼ 図02-04 数式をコピーして住所を表示
    図02-04 数式をコピーして住所を表示

式がコピーされますが、エラー値「#N/A」が表示されてしまいました。原因は、オートフィル機能により検索値がセルA3からB3に自動的に変わってしまったためです。
もう一度[関数の挿入]ダイアログボックスを表示して、式を修正しましょう。

  1. セルC3を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックする。
  2. [関数の挿入]ダイアログボックスが表示される。
  3. [検索値]ボックスの値をセルB3からA3に修正する。
  4. [範囲]が$F$3:$I$8であることを確認し、[列番号]ボックスは「4」に変更する。
  5. [検索方法]が「FALSE」になっていることを確認し、[OK]ボタンをクリックする。
    ▼ 図02-05 [関数の挿入]ダイアログボックス
     図02-05 [関数の挿入]ダイアログボックス

数式が修正され、住所が正しく表示されます。

▼ 図02-06 住所が正しく表示
図02-06 住所が正しく表示
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