VLOOKUP関数
VLOOKUP関数は、指定した条件に対応した値を一覧表から抽出する関数です。
VLOOKUP関数を使って、“氏名”をオーダー表に入力した際、“連絡先”をあらかじめ用意されている“お客様情報”の中から抽出して表示してみましょう。
- セルB3を選択する。
- [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図02-01 セルB3を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリック
- [関数の分類]ボックスから[検索/行列]を選択する。
- [関数名]ボックスから[VLOOKUP]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図02-02 [関数の挿入]ダイアログボックス
- セルA3をクリックし、[検索値]ボックスに「A3」と表示されていることを確認する。
- [Tab]キーを押して[範囲]ボックスにカーソルを移動する。
※ [範囲]ボックス内をクリックしてカーソルを移動することもできます。 - セルF3からI8をドラッグし、[F4]キーを押して絶対参照にする。
※ 数式をコピーしても参照範囲が変更されないよう[F4]キーを押して絶対参照にします。 - [列番号]ボックスにカーソルを移動し、「3」と入力する。
※ 範囲内の左から何列目のデータを抽出したいかを指定します。 - [検索方法]ボックスにカーソルを移動し、「false」と入力する。
※ 検索の型には検索値が完全一致の場合にデータを返すなら「false」、近似値を検索してデータを返すなら「true」を指定します。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図02-03 [関数の引数]ダイアログボックス
セルB3に連絡先が表示されます。作成した数式をコピーし、住所も表示させましょう。
▼ 図02-04 数式をコピーして住所を表示
式がコピーされますが、エラー値「#N/A」が表示されてしまいました。原因は、オートフィル機能により検索値がセルA3からB3に自動的に変わってしまったためです。
もう一度[関数の挿入]ダイアログボックスを表示して、式を修正しましょう。
- セルC3を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックする。
- [関数の挿入]ダイアログボックスが表示される。
- [検索値]ボックスの値をセルB3からA3に修正する。
- [範囲]が$F$3:$I$8であることを確認し、[列番号]ボックスは「4」に変更する。
- [検索方法]が「FALSE」になっていることを確認し、[OK]ボタンをクリックする。
▼ 図02-05 [関数の挿入]ダイアログボックス
数式が修正され、住所が正しく表示されます。
▼ 図02-06 住所が正しく表示