過去データを元に予測する
続いて、相関関係のあるデータがない場合の予測値の求め方を確認してみましょう。
例えば、売上数が一定のペースで上昇(減少)してきている場合などは、その上昇(減少)ペースを参考に予測値を求めることができます。
一定のペースで上昇(減少)しているデータの予測値を求める際には、『GROWTH関数』を使用します。
[売上] シートを表示し、2013年から2017年の売上金額をベースに2018年度の売上予測を求めてみましょう。
▼ 図4-1 2018年度の売上予測を求める
- セルB9を選択する
- [関数の挿入]ボタンをクリックする
▼ 図4-2 [関数の挿入]ダイアログボックス
- [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の分類]から[統計]を選択する
- [関数名]から[GROWTH]を選択する
- [OK]ボタンをクリックする
▼ 図4-3 [関数の挿入]ダイアログボックス
- [既知のy]ボックスにカーソルがある状態で、セルB4からB8をドラッグする
※ 既知のyには、予測値のベースとなるデータ(2013〜2017年の売上)が入力されているセルを選択します。
- [既知のx]ボックスへカーソルを移動し、セルA4からA8をドラッグする
※ 既知のxには、年度が入力されているセルを選択します。 - [新しいx]ボックスにはセルA9を選択する
※ 新しいxには予測する年度が入力されているセルを選択します。 - [OK]ボタンをクリックする
▼ 図4-4 2018年度の売上予測が表示される
過去5年間の売上金額をベースに2018年の売上金額が予測されます。
予測値を求めたい場合、過去実績データが存在する場合は今回ご紹介した統計関数の『FORECAST関数』や『TREND関数』、『GROWTH関数』を使うと、より実績に基づく予測値を求めることができます。
これで解説は以上です。お疲れ様でした!