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5_実践的なAVERAGE関数(Excel2016) 5/6

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配列数式を使用する

前ページでは、まず『TRIMMEAN関数』を使って条件値を準備し、その後に『DAVERAGE関数』を使って平均を求めましたが、配列数式を使えば1つの数式で同じ計算を行うことができます。
「AVERAGE」「IF」「TRIMMEAN」の3つの関数で配列数式を作成してみましょう。

▼ 図5-1 配列数式を作成する@
配列数式を作成する
  1. セルF6を選択する
    ※ 前ページで作成した数式は削除しておきます。
  2. [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスから[AVERAGE]を選択する
    ※ [関数の分類]は[統計]です。
  3. [数値1]ボックスにカーソルを置いた状態で、数式バー左側のボックスから[IF]を選択する

    ※ 一覧に表示されない場合は、[その他の関数]を選択して[関数の挿入]ダイアログボックスから指定します。

▼ 図5-2 配列数式を作成するA
配列数式を作成する2
  1. [論理式]ボックスにカーソルを表示し、セルC4:C63をドラッグする
  2. [論理式]ボックスの「C4:C63」に続いて、「>=」を入力する
  3. 「>=」の後ろにカーソルが表示されている状態で、数式バー左側のボックスから[TRIMMEAN]を選択する
▼ 図5-3 配列数式を作成するB
配列数式を作成する3
  1. [配列]ボックスにセルC4:C63を指定する
  2. [割合]ボックスに「0.2」を指定する
  3. 数式バー内の「IF」部分をクリックし、IF関数の[関数の引数]ダイアログボックスに戻る
▼ 図5-4 配列数式を作成するC
配列数式を作成する4
  1. [真の場合]ボックスにカーソルを移動し、セルC4からC63をドラッグする
  2. [Ctrl]+[Shift]キーを押しながら、[OK]ボタンをクリックする
    ※ [Ctrl]+[Shift]キーを押しながら数式を確定すると、数式の前後に{}が表示され、配列数式となります。
    (数式バーに{=AVERAGE(IF(C4:C63>=TRIMMEAN(C4:C63,0.2),C4:C63))}と表示されます。)
▼ 図5-5 数式が完成
数式が完成
 

このように配列数式を使用すると、条件式を別のセルに用意せずに条件に合う平均を求めることができます。

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