上位10%の平均受験数
続いて、5年間の上位10%の平均受験数を求めてみましょう。
特定範囲内の平均を求める際は『PERCENTILE関数』を使用します。
▼ 図3-1特定範囲内の平均を求める
- セルG18を選択する
- [関数の挿入]ボタンをクリックする
▼ 図3-2 [関数の挿入]ダイアログボックス
- [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の分類]から[統計]を選択する
- [関数名]から[PERCENTILE.INC]を選択する
- [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-3 [関数の引数]ダイアログボックス
- [配列]ボックスにカーソルがある状態で、セルB5からF16をドラッグする
※ 配列には、平均を求める元データ範囲を指定します。 - [率]ボックスに「0.9」と入力する
※ 割合は0〜1の数値を指定します。それ以外の数値を指定すると、数式はエラーになります。
※ 今回は上位10%に含まれるデータの平均値を求めるため、「0.9」となります。
(数式バーに「=PERCENTILE.INC(B5:F16,0.9)」と表示されます。) - [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-4 上位10%の平均が表示される
上位10%の平均受験数は「621」と確認できます。
では、続いて上位10%の平均値を超えている受験数を、条件付き書式を使って強調表示してみましょう。
▼ 図3-5 条件付き書式を設定する
- セルB5からF16までを範囲選択する
- [ホーム]タブの[条件付き書式]をクリックし、[セルの強調表示ルール]から[指定の値より大きい]を選択する
- [指定の値より大きい]ダイアログボックスを表示する
▼ 図3-6 [指定の値より大きい]ダイアログボックス
- セルG18をクリックして(自動で絶対参照になります)、右側の[書式]から設定したい任意の書式を指定する
- [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-7 条件付き書式が設定
上位10%の平均受験数以上の数値が強調表示されることが確認できます。
極端に異なる数値以外では、12月に受験数が多いことがひと目でわかります。
知っておくと便利!
ユーザー設定の書式
[指定の値より大きい]ダイアログボックスの書式にはすでに何種類かの書式が設定されていますが、任意の書式を設定することもできます。
▼ 図3-8 [指定の値より大きい]ダイアログボックス
- [指定の値より大きい]ダイアログボックスの[書式]リスト一番下から[ユーザー設定の書式]を選択する
▼ 図3-9 [セルの書式設定]ダイアログボックス
- [セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されたら、任意の書式を設定する。
(今回はフォントのスタイルを[太字]、フォントの色を[濃い青、テキスト 2]、背景色を[薄い緑]に設定しました) - [OK]ボタンをクリックする
- [指定の値より大きい]ダイアログボックスに戻り[OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-10 ユーザー設定の書式が設定
任意の書式が設定できました。