条件に別の関数を利用する
SUMIF関数の条件には、別の関数も利用できます。
関数を条件に使うことで、より高度な条件から集計することが可能になります。
今回は一番多く購入されている日の売上合計をMODE関数と組み合わせて求めてみましょう。
▼ 図5-1 購入が一番多い日の合計を求める
- セルH19を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示して[SUMIF]関数を選択する。
- SUMIF関数の[範囲]には購入日が入力されているセルB6からB35を指定する
- 検索条件を選択してカーソルを立て、MODE関数を指定するため、数式バー左側のボックスから[その他の関数]を選択する
▼ 図5-2 [関数の挿入]ダイアログボックス
- [関数の挿入]ダイアログボックスが表示されたら、[関数の分類]から[統計]を選択する
- [関数名]から[MODE.SNGL]を選択し、[OK]ボタンをクリックする
※[MODE.SNGL]は、2007年以前のバージョンにある[MODE]と同じです。
▼ 図5-3 絶対参照を利用して、累計を求める
『MODE関数』は指定した範囲内で最頻値(一番多く出現した値)を返す関数です。
- 今回は購入の多かった日を求めるため、[数値1]にはセルB5からB35を指定する
▼ 図5-4 SUMIF関数を完成させる
- SUMIF関数に戻るため、数式バー内のSUMIF部分をクリックする
▼ 図5-6 SUMIF関数を完成させる(1)
- SUMIF関数に戻ったら、[合計範囲]にセルF6からF35を指定する
- [OK]ボタンをクリックする
条件に関数を指定すれば、別のセルに購入数が一番多い日を表示させる手間を省くことができます。 逆に、購入数が一番多かった日も知りたい場合には、別セルにMODE関数で最頻値を求め、最頻値が入力されているセルをSUMIF関数の条件に指定することもできます。
▼ 図5-7 MODE関数を使って購入数が多い日を表示
これで解説は以上です。お疲れ様でした!