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Lesson56:データベース機能を利用する

データベース機能を利用する

Excel 2013では、『リスト』と呼ばれる形式でワークシートにデータを入力すると、そのデータ範囲をデータベースとして自動的に認識してくれます。リストでは、項目毎にデータの集計を取ったり、条件を指定して必要なデータを検索したりといったデータベース機能を利用できます。

リスト形式

リスト形式の表とは、列ごとに同じ種類のデータが入力され、行ごとに1件のデータがレコードとして入力されている表のことです。

▼ リスト形式の住所録
リスト形式の住所録
名称 説明
列ラベル リストの先頭行に作成し、各列の項目を説明するためのラベルが列ラベルです。列ラベルをリスト内のレコードと区別して認識させるためには、列ラベルの書式をレコードの書式とは異なるように設定します。
フィールド 同じ項目が入力された各列を『フィールド』と呼びます。フィールドには、同じ種類のデータを入力し、スペースや空白列を挿入しないようにします。
レコード 行ごとに入力された個々のデータを『レコード』と呼びます。空白行を挿入しないようにします。


下図のように、1行目にタイトルを入力して、2行目以降にリストを作成することもできます。

▼ 表のタイトルを設定したリスト
表のタイトルを設定したリスト

リスト内に無意味な空白行や空白列を作ったり、セルを結合した行・列があると、リストとして認識されなくなるので注意が必要です。

リスト内のセルを効率良く選択する

リスト内のデータが膨大な場合に、全データを選択したり、1番最後のデータを選択したりするときなど、便利な機能を紹介します。

全データを選択する

リスト内のセルを1つ選択して、[Ctrl]キー+[Shift]キー+[*]キーを押します。リスト全体が選択されます。

リストの端のセルに移動する

[Ctrl]キーを押しながら方向キーを押すと、リストの端のセルに簡単に移動できます。

▼ リストの端のセルに移動する
リストの端のセルに移動する

また、セルの枠線をダブルクリックしても、同様にリストの端のセルに移動できます。

アクティブセルからリストの端までのセル範囲を選択する

[Ctrl]キー+[Shift]キー+方向キーの組み合わせで、アクティブセルからリストの端までのセル範囲を一度に選択できます。上図の場合には、セルA1を選択して[Ctrl]キー+[Shift]キー+[↓]キーを押すと、セルA1からA10までが選択されます

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